大好きなまちをつくる 

「電線が地中化したらいいのに」「狭山にも劇場があったらいいな」
 そんなことをよく思います。そして、それらはすっと現れてはすっと消えていきます。
「そんなの無理」「お金がない」「舞台芸術に興味ない人もいる」
 きっと、こうした無意識の声がブレーキとなって、一歩進めて考えることを忘れさせるのでしょう。けれど、できないことを前提にしていては変わらない。みんながそれぞれ違った「こうならいいな」を持っているはずだから、思いきって出し合ってみたらどうでしょう。同じ思いの人が見つかるかもしれないし、考えたことがなかったという人も「それいいね!」と言ってくれるかもしれません。もしかしたら、別の新しいアイディアが生まれるかも。そう考えると、一人ひとりの「思い」はとても尊いもの、それに耳を傾けることも自分の思いを言葉にすることも、大切なことだと思えてきます。
 多彩な人がまざって暮らすところがまちのよさ。それぞれの声がまちづくりに生かされたら、それぞれの「好き」がぎゅっと集まって、大好きなまちになるんじゃないかな。なにより、あーでもないこーでもないと繰り返して進める共同作業、きっとおもしろいはず。そう思うのです。

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